滅菌スリッパについて
まず当院においで頂いた患者様がとまどうのがスリッパだと思います。あれっ?スリッパは?そんな声がよく聞こえてきます。当院では紫外線の強力殺菌でいつも殺菌済みのクリーンなスリッパをお使いしていただくためにスリッパ殺菌ディスペンサーを導入しています。そのため他人からの水虫菌の感染などを防いでおり清潔です。
このスリッパ殺菌ディスペンサーには装置内の3ヶ所に殺菌灯が設置されており、スリッパの表面は勿論のこと、裏側や内側まで殺菌します。
また厚生労働省の薬事許可を受けた医療器具で法的にもその高い安全性と殺菌効果が認められています。ディスペンサーにすることにより
①全ての面に紫外線が照射される
②前あきスリッパでつま先部分がしっかり殺菌できる
③・先入先出し方式だからいつも殺菌済みスリッパが使えるなどのメリットがあります。
*今まで紫外線を使った機械では真菌、水虫菌についてのデータはありませんでしたが、北里研究所にて殺菌試験を行った結果を上記に記載しています。真菌、水虫菌を殺菌することは非常に難しいですが、この機械ではしっかり殺菌することができます。
使用法
1・使用済みのスリッパを本体上部の返却口に置くと 返却口が開き、専用スリッパがボックス内に収容(落下)されます。
2・紫外線がスリッパの裏側、内側ともに均一に殺菌します。
3・ボックス内に収容されている間中、殺菌されています。
4・ボタンを押すと、ボックスの下から順に一足ずつスリッパが出てきます。
光触媒加工を施した専用防臭スリッパです。耐紫外線性、耐洗濯性、耐摩耗性を持ったほこりのたまらない前あきタイプ。
デジタルエックス線について
当院では患者様のエックス線被爆の軽減に努めるため、医院の改装を機にレントゲン装置をアナログからデジタル化しました。それにより従来のエックス線被爆の1/5になりました。また現像時間がいらないためすぐに(とはいっても30秒ほどかかりますが)チェアーサイドのモニターに撮影したレントゲンを映し出して患者様に病変を説明出来るようになっています。
ダイアグノデント
これはレーザーで虫歯の進行度を測定し、数字で表してくれるものです。今までは針のようなもので、虫歯をつついていましたので、それだけでも痛みが生じていやな思いをした方も多いと思います。今までは衛生士がむし歯のチェックしても私が確認しなければならず2度手間でしたが、今は数値を衛生士が書いておけば歯科医師がチェックをするまでもなく、確実に虫歯を判定できます。削るかどうか迷っていたような虫歯でもほぼ100%の確率で判定して治療ができます。
患者さんも痛みもないし、数値で出るので、納得していただけます。ダイアグノデントは、見つけるのが困難な歯質変化を初期の段階で発見することを可能にしました。クリーニング後、簡単な操作で表示される数字が先生方の診査・診断の有力な目安となります。医師の目で裂溝カリエスを正しく診断できるのはわずか57%。
X線診断でも67%。それに対してダイアグノデントを使用した場合は90%を超える発見結果が報告されています。
・裂溝部における診査
・診断の改善
・歯質変化の早期発見
・歯面変化も初期段階で発見
・歯科保存学的な接着修復可能
・適切な予防処置の確認
プラズマアークレジン照射器
口に中に白い詰め物をするのに、光で固めるタイプのものがあります。従来の機械では固めるのに最低20秒かかっていましたが、当医院のものは3秒で固まります。それだけ患者さんが口をあけている時間が少なくなるので喜ばれています。しかもその先は単に消毒するだけでなく、一人一人、サランラップのようなもので包んで交換しています。
消防署による救急救命講習会
万が一来院患者様が急変した場合を想定して鳥取消防署より救急救命士の方に来ていただいて全員で心臓マッサージ、AED(Automated-External Defibrillator)=自動体外式除細動器の使用方法の習得などの講習を定期的に受けています。
あくまで蘇生処置が必要になる事が起こらないように祈っていますが、いったんそういった事が起これば全員で対処できる体制を整えています。またAEDも設置しています。AEDとは、心臓に電気ショックを与え、突然の心停止状態から正常な心臓のリズムを取り戻すための機械です。2004年から一般の方のAEDの使用が認められ、医療機関ばかりでなく駅や学校での設置も見られるようになりました。突然のことが起こったときには心強い機械ですが、使わずにすむことを願います。